東山魁夷展、本当の「あお」に出会う(京都国立近代美術館)に行って来ました
10月の3連休は、京都国立近代美術館で開催中の「東山魁夷展」に行って来ました。夫が東山魁夷さんのファンなのです。1か月強続いた展示も、この3連休で終わりだということもあってか、チケットを購入するだけでも長蛇の列、館内ももちろん大混雑でした。が、入ってみて大正解!!年長の娘も含めて、家族で東山魁夷展を楽しむことができました。
東山魁夷展
テーマは本当の「あお」に出会う、です。
展示は6章に分かれていました。
[第1章]国民的風景画家
[第2章]北欧を描く
[第3章]古都を描く・京都
[第4章]古都を描く・ドイツ、オーストリア
[第5章]唐招提寺御影堂障壁画
[第6章]心を写す風景画
チケットと作品リストです。
私は「『青』が印象的な日本画家」という知識だけで、この展示会に行って来ました。それでも、見応えのある作品がたくさんで、行ってよかった、という気分になれました。
第1章の「国民的風景画家」は、美術館の入口に設置されていた「道」(まさに、青が印象的です)やチケットに印刷されている「秋翳」(上の写真)の展示があって、見どころ満載です!圧倒されます!
最終日間近の連休ということ、京都での展示ということもあってか、第3章の「京都」は大混雑。小作品がたくさん展示されていたのですが、ここは立ち止まってみていると心拍数が上がりそうだったので(私は人混みが苦手なのです)、ほとんどスルーしてしまいました。人気の作品展に来るには平日を狙うか、無理な場合はせめて普通の土日に来ないといけませんね。
第4章の「ドイツ・オーストリア」は、これまでの作品と異なり、濃厚、多様な色使いになっているのが印象的でした。この次の第5章の「唐招提寺御影堂障壁画」と同じ人が画いた絵とは思えませんでした。
第5章の「唐招提寺御影堂障壁画」、繊細なのに迫力ある青・・・もっとじっくり見たかったですね。(娘の「喉が渇いた~」が始まり、やや急ぎ足で見ました・・・)
第6章は、娘の集中力が完全に切れて、「三つ編みしてあげるね」「10つ編みしたら、どうなると思う!?」と言い出したため、私もすっかり退出モードになり、あまり記憶に残っていません(;´Д`)
本展示は大人1人1,500円、中学生以下は無料ということで、年長の娘の入館料はかかりませんでした。
美術館の外の様子
東山魁夷の絵が設置されていました。写真スポットになっていまして、皆さん、記念写真を撮っていました。私も娘の写真を撮りました^^
おまけ(?)の写真です。
京都国立近代美術館の3階(だったと思います)から、平安神宮の鳥居が間近に見られるんです!!迫力ありましたので、他の皆さんの真似をして、私も写真撮影です。
その他
豆知識があったほうが展示が楽しめるかな?と思って、展示を見に行く前に娘に「東山魁夷さんの作品ってね、青が印象的なんだって」と説明したら、「あんまり言わないで!見た時に『わー、初めてー』ってびっくりしたいから」と言われました。なるほど。そんなふうに純粋な気持ちでアートを楽しむのもいいですね。大人なコメントに驚きました。実際、娘は東山魁夷展を楽しんでいるように見えたので(集中力の切れた最後の部分はともかく)、これから徐々に「家族で美術館・博物館めぐり」の回数を増やせそうです!